ミナミヌマエビ の飼育・繁殖の方法と、水質やエサについて

ミナミヌマエビの飼育・繁殖の方法と、水質やエサについて

ミナミヌマエビ - トップ

ミナミヌマエビとは

ミナミヌマエビ は、日本にも生息しているヌマエビで、その一生を淡水で過ごします。
ですので、淡水水槽で飼育・繁殖が可能な、飼いやすく、育てやすい、とても人気のあるヌマエビです。

初心者から上級者まで、幅広く愛され、多くのアクアリストにとって、コケ取り生体として認識されているのではないでしょうか。

また、現在「ミナミヌマエビ」として販売されているものが、シナヌマエビ(外来種)との交雑種という情報もあるようです。
自然の川で採集したものも、交雑種ということにもなってきているようです。

「日本固有種」と書かれて売られているものを見たことがないので、確かにそうかもしれませんが、それはDNA鑑定をしなければ実際のところはわかりませんので、ここではそれらを含めて「ミナミヌマエビ」とすることにしております。

こうした内容の記事に触れるにつれ、安易に飼いきれなくなった熱帯魚を川に放つ事をやめようと思う人が増えてくださるといいなと思います。

ミナミヌマエビの特徴

成熟しても、オスは2cm程度、メスは3cm程度と小型で、性格も温厚。他の熱帯魚などの生き物を襲うこともありません。

その小柄な見た目と、透明な身体に八の字の縞模様が美しく、水草や石などのレイアウトの邪魔をすることなく、せっせとつまつましている姿を愛でることができます。

また、若い個体はオスメスともに半透明で、ほとんど模様もないため、判別することが難しいですが、メスの成体は成熟していくにつれ、体の色の変化が大きくでます。

寿命は1〜2年程度で、順調に成長すると、産まれてから2ヶ月程度で繁殖可能になります。

ミナミヌマエビの水質

ミナミヌマエビはpH6.5〜7.0程度の弱酸性〜中性の水質を好みます。
しかし、実際に飼育する際に、そこまで気にして飼育されている人は多くはないかもしれません。
ミナミヌマエビは急な水質の変化には、体力を消耗し、弱ってしまうことがありますが、一度慣れてしまえば、強酸性や強アルカリ性、水質が相当悪化した環境などでもない限り、数ヶ月水換え無し・エサもほとんど無しでも水草やフィルターがあれば生きていけるので、適応能力は狭くありません。

カルキを抜いた水をそのまま使用しても問題なく過ごせる環境となります。
しかし、水草の残留農薬には非常に弱く、水草を導入する際には注意が必要です。
また、ミナミヌマエビを購入し、水槽に入れる際には、点滴法など、急な水質の変化にならないように入れてあげると、死ぬ確率は下がります。

ミナミヌマエビの飼育温度

元々日本でも生息しているヌマエビの仲間ですので、越冬も可能です。ただ、屋外よりも室内の方が安全に越冬できます。最適な水温は20〜26度程です。
冬場は5度程度でも耐える場合もしばしば見受けられますが、水面が凍るような屋外の環境ではダメージが大きくなります。

夏場の高温には注意が必要で、30度付近から酸欠や高温などで落ちてしまうことがあります。
室内飼育でも、夏場は直射日光が当たる場所は避けた方が良いでしょう。
室内の場合は、エアコンや水槽用の冷却ファン、クーラーなどを上手く利用し、ミナミヌマエビが過ごしやすくしてあげましょう。

冬場にヒーターを使用しない場合、繁殖はせず、春の気温が20前後になると、繁殖し出します。
1年を通して安定して繁殖をさせてい場合は、ヒーターを設置し、25度前後で安定した水温を保って飼育すると良いです。

ミナミヌマエビの水槽サイズ

水槽のサイズは、30cm、45cm、60cm、90cmなど、色々な規格がありますが、ミナミヌマエビの飼育のしやすさ、繁殖のしやすさを考えると、大きめの水槽での飼育を検討した方が良いかもしれません。
小さな水槽では、その繁殖力の高さからすぐに過密飼育になり、次第に水槽が手狭になっていき、水質の悪化の速さから小まめなメンテナンスを要求されたりしてしまいます。

ミナミヌマエビのフィルター

ミナミヌマエビには、フィルター無しでも飼育は可能です。ただし、その場合はエサの食べ残しやフンの処理など、小まめにメンテナンスをしてあげた方が良いでしょう。
また、酸素不足にならなように、エアレーションはしてあげた方が良いと思います。

フィルターを使用する場合でも、底面式フィルターや投げ込み式フィルター、上部フィルターなど水槽のサイズや飼育しているミナミヌマエビの数に応じて濾過能力を選んで良いと思います。

ただ、上部フィルターなど、フィルターの吸い込み口に稚エビが吸い込まれてしまうことがあるため、専用のストレーナースポンジを着けるなど、対策が必要となります。

適度な水流であれば、水質の維持にも役立ちます。元々流れの緩やかな川や池などの止水域に生息しているため、水流がなければ弱って死んでしまう、また水流によって弱って死んでしまうということはありません。

ミナミヌマエビのエサ

赤虫や人工飼料などのエサを食べますが、ミナミヌマエビが脱皮した殻や、水槽内に発生する植物性プランクトン、動物性プランクトンなどの微生物もミナミヌマエビのエサとなります。
ですので、低床が敷いてあり、水草を植え、石などのレイアウトがあって、フィルターを使用しているような環境であれば、自然と発生するプランクトンなどや水草についたコケなどを常につまつましています。
その場合、ほとんどエサを与えなくても飼育が可能なこともあります。ミナミヌマエビが落ち着く環境という意味でも、ウィローモスなどの水草を水槽に入れてあげるのも良いでしょう。

他の熱帯魚などと混泳しているのであれば、フレーク状のエサなど、熱帯魚に与えた人工飼料の食べ残しを綺麗にしてくれたりもします。

ミナミヌマエビの混泳

ミナミヌマエビ自体、温和な性格で他の熱帯魚を襲うことはありません。しかし、大型の熱帯魚など、エビをエサとする魚もいますので、エンゼルフィッシュやベタ、ディスカスといった熱帯魚との混泳は向いていません。

向いている生体としては、レッドラムズホーンや石巻貝などの貝類。
メダカ、ネオンテトラやグッピーなどの小型で大人しい熱帯魚。
オトシンクルス、プレコなど、吸盤状の口をしているのが特徴の熱帯魚。
などが混泳可能と言われています。

ただし、個体差や飼育環境などがあり、エビをつついたりする生体もいるかもしれません。そういった場合には、シェルターや水草などの、エビが避難できる場所を確保してあげることをおすすめします。

また、ハッチアウトしたばかりの稚エビは相当小さいので、混泳可能と言われている比較的小型な熱帯魚でも稚エビが食べられてしまう危険性があるので、ウィローモスなどの水草やシュリンプ用シェルターなどの隠れ家を用意してあげると良いです。

ミナミヌマエビの繁殖

オスメスの成熟した個体が揃っていると、ミナミヌマエビは比較的簡単に繁殖します。

メスの背中に卵が見えてくるようになると、脱皮したメスからフェロモンが出ると言われ、オスはそのフェロモンに誘われて交尾をします。その際、オスがメスを探すために水槽内を盛んに泳ぎ回ります。これは「抱卵の舞」と呼ばれ、ミナミヌマエビを飼育する楽しみのひとつではないでしょうか。

交尾が終わったメスは、2、3時間かけ、卵をお腹に抱えていき、一度に30〜50以上の卵を抱えることもあります。

おおよそ1ヶ月程度で孵化し、稚エビ達は順次ハッチアウトしていきます。
稚エビは2mm程度のサイズしかなく、熱帯魚と混泳していると狙われる危険もあるため、逃げ場を用意してあげることで生存率を高めることができます。

繁殖しやすいミナミヌマエビですが、冬の寒い時期には繁殖活動をせず、春の訪れを待っていますので、1年を通して繁殖を楽しみたいのであれば、水槽にヒーターを入れ、水温を25度前後に保ってあげると年中繁殖が楽しめるようになります。

さいごに

一度水槽の環境に慣れると、なかなか丈夫で、元気に泳ぎ回る姿や、水草などをつまつましている姿がとても可愛らしいミナミヌマエビですが、繁殖のしすぎで増えすぎてしまうことも多々あります。

増えすぎてしまったからといって、川へ放流したりせず、年中ヒーターを使用しているのであれば、使用を中止し、冬場は繁殖させないなど、増えすぎないように工夫してみるのも大切なことではないでしょうか。

関連記事

ブログトップへ スクラッチサイトはコチラ

– グッピー の飼育・繁殖の方法と、水質やエサについて –

– グッピー の飼育・繁殖の方法と、水質やエサについて –

グッピー 02

グッピーとは

グッピー 」は、中南米にあるベネズエラで最初に科学的発見がされた熱帯魚で、オスの方がメスよりも色や模様が派手です。
とても丈夫で、水質への適応力が高いので飼育が容易で、「熱帯魚はグッピーに始まりグッピーに終わる」と言われるほど奥が深く、また世界中でも人気が高く、品種改良も盛んに行われています。

グッピーの特徴

グッピーは「卵胎生」の熱帯魚で、卵を胎内で孵化させた後に、体外へ産み出されます。

アクアリウム初心者でも飼育・繁殖が簡単です。その飼育のしやすさ、さらに1度に多くの稚魚が産まれるため、繁殖のしすぎに注意が必要なほどです。

グッピーの水質について

グッピーに対する水質は、そこまで神経質にならなくても良いですが、基本的に弱アルカリ性の水質を好みます。中性付近でも問題なく飼育が可能です。強い酸性でなければ、よっぽど大丈夫ではないでしょうか。ただ、可能な限り飼育する生体にとって、優雅な環境を提供したいものですね。

弱アルカリ性を維持するには、珊瑚や貝殻などを入れるのが良いですが、元々適応範囲も広く、他の熱帯魚と混泳することも多いので、シビアに水質を維持する必要はありません。

グッピーの飼育温度について

水温に関しては、飼育可能な水温は23〜27度程度だと安心して飼育可能です。実際に飼育可能な水温にはもう少し余裕がありますが、25度前後の水温を保ってあげると、調子が良い状態で飼育できます。ただ、水温が低すぎたり、高すぎたりすると、病気になりやすくなるので、冬場はヒーターを設置、夏場の高温時にはファンを回したり、水温対策をしてあげると、グッピーは元気に育ちます。

グッピーの水槽サイズについて

サイズも特にそこまでこだわる必要はありませんが、グッピーを飼育する水槽のサイズは、60cmサイズがオススメです。小さな水槽だと、小まめにメンテナンスをする必要がありますし、大きめのサイズを選んでおくことで、繁殖しやすいグッピーが頻繁に増えていっても、ある程度許容できるからです。

グッピーのフィルターについて

グッピーを飼育するために設置するフィルターですが、一部のグッピーは強い水流を好むものもいますが、基本的にヒレが大きく、泳ぎも得意ではないため、弱目の水流の方が良いです。強い水流で飼育すると、体力を消耗し弱ってしまいます。
フィルターのメンテナンスや先の水槽のレイアウト変更などのことを考えている場合は、底面式よりも投げ込み式や、外掛式フィルターの方が良いかもしれません。もしくは、上部フィルターや外部式フィルターの排水口にスポンジをつけたり、水流を弱める対策をするのも良いでしょう。
また、フィルターには、生物濾過や物理濾過など、種類や方法があります。濾過についてはコチラ

グッピーのエサについて

グッピーのエサは、雑食性のため、何でも食べます。フレーク状、そのほかにも粒状のものがありますが、一般的に販売されている熱帯魚フードでも、十分育ちます。ブラインシュリンプやアカムシなどの生餌をあげると良く成長するでしょう。

与える量は、1日に1、2回、数分程度で食べ切れる量を与えます。大量に与えても、食べ残しが水槽の床に溜まり、水質を悪化させる原因にもなるので、グッピー単体で飼育している場合は、様子を見ながら与える量を加減すると良いです。

グッピーの混泳について

グッピー自体、温和な性格なので、混泳自体、相性は良いです。ただ、大型の熱帯魚と混泳したり、縄張り意識が強い、または攻撃性の高い種類の熱帯魚との混泳には向きません。

好む水質が同じであり、グッピーを攻撃したり、生活範囲が被っていたりしない生物との混泳が望ましいです。
例としては、メダカやネオンテトラなどの小型のカラシン、コリドラスやミナミヌマエビ、プレコ系などの温和で生活場所の違うものが挙げられます。

好む水質が同じであり、グッピーを攻撃したり、生活範囲が被っていたりしない生物との混泳が望ましいです。
例としては、メダカやネオンテトラなどの小型のカラシン、コリドラスやミナミヌマエビ、プレコ系などの温和で生活場所の違うものが挙げられます。

グッピーの繁殖について

環境が良ければ、グッピーは自然と繁殖します。繁殖が容易なため、数が増えすぎる問題も考えていかなければならないほどです。

しかし、グッピーの飼育を始めて1ヶ月経っても、繁殖しない、または産まれたものの、稚魚が日に日にいなくなってしまう。そういった悩みも多くあります。

まずは、オスとメスをしっかりと見分ける必要があります。オスだけ・メスだけで飼育していても、繁殖することはありません。
オスはメスに比べ、スマートな体です。体長はオスが3〜4cm、メスは5〜6cmと、メスの方がやや大きくなります。

また、オスは背ビレと尾ビレが広がり、ヒレや体の側面などに鮮やかな模様が出て、尻ビレは細長く尖っている「ゴノポディウム」と呼ばれる生殖器官があります。

確実に繁殖を成功させたいのであれば、複数ペアで健康的な成魚を購入しましょう。

グッピーは交尾後、おおよそ1ヶ月程度で稚魚を出産します。卵胎生なので、卵を産むのではなく、胎内で孵化させてから、稚魚が体外へ出てきます。出産が近くなったメスの腹部は大きくなり、底の方でじっとしていたり、逆に水槽内を泳ぎ回ったりします。

さいごに

グッピーは水質の適応力が高く丈夫な熱帯魚で、様々な品種改良がされ、姿かたちや模様の違いを楽しむことができます。

色々な品種を同じ水槽内で飼育することにより、自分だけのグッピーが産まれてくる魅力もあり、アクアリウムの初心者から、玄人まで、幅広く愛されている熱帯魚です。

ただ、増えすぎたからと言って、川に放流したりは絶対にしないようにしましょう。そうなる前に、水槽のレイアウトや混泳状況、フィルターや水草など、様々なものを見直し、増えすぎない対策を取れるといいですね。

それぞれの楽しみ方を見つけて、アクアリウムライフを満喫しましょう。

関連記事

ブログトップへ スクラッチサイトはコチラ

熱帯魚飼育#8 – ミナミヌマエビ – 引っ越し後の水槽

熱帯魚飼育#8 – ミナミヌマエビ – 引っ越し後の水槽

はじめに

こんにちは。今回は前回の記事でも触れましたが、別の60cm水槽にお引っ越しをした ミナミヌマエビ についての記事を書きたいと思います。
引っ越し先の60cm水槽は、ダークブルーシュリンプ達のものと同じサイズで、違いは曲げガラスになっているかいないかの違いです。
初期の頃に購入したカボンバの人工水草が入っているだけの水槽で、濾過は今まで使用していた、gexのコーナーパワーフィルターです。
それでも、ミナミヌマエビ達は日々元気に過ごしております。
基本的には、人工カボンバの中に隠れていて、エサを与えた時にワラワラと出てくる姿が、とても愛らしいです!

ミナミヌマエビカボンバ
人工カボンバとミナミヌマエビ

ミナミヌマエビとは

「ミナミヌマエビ」は、十脚目ヌマエビ科カワリヌマエビ属に分類されるエビの一種で、一般的に販売されているミナミヌマエビは海外原産のシナヌマエビとの交配が進んだものがほとんどで、遺伝子的には日本固有のミナミヌマエビが販売されていることは珍しい程だと聞きます。

日本固有のミナミヌマエビと、シナヌマエビとの違いもパッと見た感じでは見分けがつかないようで、実際に飼育している方で、そこまで気を付けている人は、多分いないでしょう。

しかし、ミナミヌマエビのことを調べていくと「飼育をやめるから、川に流そう」というようなことは、絶対にやめよう。と、改めて思えるようになると思いますので、是非一度ミナミヌマエビのことを詳しく調べてみていただきたいと思います。

ミナミヌマエビを水槽に導入する

ミナミヌマエビを購入し、水槽に入れる時は、ダークブルーシュリンプの記事でも書きましたが、元の水質と、これから入れる水質・水温の違いによるダメージはかなりある、と思っています。
初めて購入したとき、水温は合わせましたが、水質は本当にざっくりとしか合わせず水槽に導入したのですが、1週間〜2週間ほど経つと、ポツポツと落ちていく個体がいました。
もしかしたら、その時の水槽の環境が悪かったのかもしれませんが、その経験から、熱帯魚を水槽に入れる時には、水質・水温はしっかり合わせてからにしよう、と思うようになりました。
一度、水槽の水に慣れてしまえば、意外と丈夫で、そこそこの環境でも平気だと思いますが、急な変化にはそこまで強くない、という感じです。
丈夫で飼いやすく、初心者の方でも安心して飼育は出来ると思いますが、最初は気をつけて慎重に入れた方がいいと思います。

ミナミヌマエビの飼育温度

ミナミヌマエビは、元々日本の流れのゆるやかな川や池などに生息しているので、日本の気候でも問題なく生息できています。
ですので、室内飼育であれば、特にヒーター無しでも越冬可能です。実際、私の家でも、ヒーター無しで水温8度程度の冬を越しています。

ただ、夏場の一番暑い時期や、真冬の一番寒い時期に、ある程度耐えられない個体がいるかもしれません。最適な水温は20〜26度です。
我が家の室内環境でも、30度辺りから少し調子が悪くなりだし、体力を消耗しているような気がするので、可能であればクーラーをつけたり、ファンを水面に当てたりし、水温を下げた方がいいかもしれません。直射日光が当たる環境なら、日陰に移動させたり、日除け対策をするのも良いと思います。

ミナミヌマエビの飼育環境

よく、コケ取り要員としてタンクメイトに選ばれるミナミヌマエビですが、ガラス面のコケには、ほぼ効果はないように見えます。水草や流木、溶岩石などをいつもツマツマしています。

とてもおとなしく、3cm前後のサイズ感なので、ほとんどの小型熱帯魚やメダカと相性が良く、気を使わずに飼育できるシュリンプです。大型種や肉食系の魚と混泳すると、食べられる危険性があるので、注意が必要です。雑食性でも、稚エビなど、口に入れば食べられてしまうので、混泳する場合は対策は必要だと思います。

我が家では、ウィローモスなどの水草につくコケを食べてくれている(ように見える)ので、水草の元気がなくなったり、ということはそんなに無いのかな、と思っています。

水槽内のpHを計測したことがないので、現在の環境がどうかはわかりませんが、月に1、2回、1/3の水換え程度でも元気です。エサを頻繁に、また大量に与えていると、水質が悪化し消耗していくと思いますが、他に熱帯魚などがいない環境であれば、そこまでエサを与えることもないと思うので、気にすることはないでしょう。

ただ、上の写真にもあるように、隠れ家があると、とても気に入って、基本的にはずっとそこにいる感じです。落ち着く環境を提供するのも、必要なことだと思います。
ウィローモスは相性が良いとよく言われています。入手し易く、育て易いので、オススメです!

我が家では、gexのコーナーパワーフィルターを使用していますが、60cm水槽でも、ミナミヌマエビだけなら十分だと思います。

ミナミヌマエビの繁殖

8-1 ミナミヌマエビ 抱卵個体など
エサに集まるミナミヌマエビ達

我が家のミナミヌマエビ達は、20度を超える時期が来ると、繁殖しだすような気がします。
今年(2023年)は、5月に入り、気温が20度を超えてきたな、思ったら数匹抱卵していました。
ヒーターを使用していれば、年中抱卵の可能性があるので、特に問題はないですね!

暖かくなってきたら、100均のものでも良いので、週に1度程度、少しエサを与えると抱卵する可能性が高くなるように思います。冬場はたまーにしかエサを与えていませんでした。

さいごに

最後までお付き合いいただき、ありがとうございます。今回の記事で、少しでもミナミヌマエビの魅力を嬉しく思います。これからも熱帯魚・シュリンプ・水草などの記事を更新していきますので、よろしくお願いします!

関連記事

ブログトップへ スクラッチサイトはコチラ

熱帯魚飼育#6 – ダークブルーシュリンプ – 抱卵個体を水槽へ導入・繁殖について

熱帯魚飼育#6 – ダークブルーシュリンプ – 抱卵個体を水槽へ導入・繁殖について

はじめに

こんにちは。今回は遂に飼育することとなった ダークブルーシュリンプ について紹介したいと思います。
ダークブルーシュリンプとは、青い色が美しい小型シュリンプの一種で、チェリーシュリンプの改良品種です。濃いブルーの体色が特徴の、とてもカッコよくてクールなシュリンプです。

水槽のレイアウトも色々変更があり、後でも書きますが、今まで居たミナミヌマエビは、専用の別水槽へ。そして、今まで使用していた水槽にダークブルーシュリンプがお越しになりました。

ネットで5匹購入したのですが、その内の1匹が抱卵していて、なんとか元気に産まれてほしいと、水合わせから慎重にしました。

レイアウトを変更、ミナミヌマエビは独立

6-ダークブルーシュリンプ
ダークブルーシュリンプ達。レッドラムズホーンと共に。

前回の記事までの水槽で飼育していたミナミヌマエビを別の60cm水槽に引越しさせ、その水槽にダークブルーシュリンプを5匹お迎えしました。

水槽には今までの環境と同じで、低床の大磯砂や流木、水草などを入れて、ダークブルーシュリンプに快適な環境にしていきたいと思っています。
水質管理はダークブルーシュリンプを購入してからは、ほとんどしていません。というのも、ダークブルーシュリンプはネットで購入したのですが、1匹抱卵していて、もうすぐ稚エビが産まれそうだったということもあり、あまり水質の変化をさせたくなかったのです。
今は夏前なのでヒーターを使用していませんが、だいたい水温は20~22℃前後です。

ダークブルーシュリンプのエサには、ミナミヌマエビと同じ、100均で購入したエビのエサを、1週間に一度、少しだけ与えています。
でも、結局ほとんどが水槽内に増殖中のレッドラムズホーンに食べられてしまっています…。
バクテリアがいると思うので、そこまでエサには気を使っていません。
今まで、ミナミヌマエビはエサ無しでも数ヶ月間ピンピンしてますし!いったい、何を食べているんだろうと、本当に疑問ですが、いるんでしょうね。バクテリアみたいな、目に見えない何かが。

ただ、引っ越したミナミヌマエビの別水槽は、gex社のコーナーパワーフィルターf1とリングろ材こそ使用していますが、低床もなく(濾過マットが敷いてあるだけ)人工カボンバと、溶岩石がいくつかあるだけなので、あまりバクテリアも繁殖しないのではと思い、週に1、2度、エサを与えるようにしています。

ダークブルーシュリンプの繁殖

ダークブルーシュリンプはミナミヌマエビと同様、繁殖しやすいシュリンプです。購入したエビの中に抱卵個体がいて、1週間程で稚エビが産まれました。何匹産まれたかはわかりませんが、出来る限りみんな元気に育っていて欲しいですね。

6-抱卵個体
影になってますが、抱卵個体です。常に物陰に隠れていて、中々うまく写真が撮れませんでした。

ミナミヌマエビもそうですが、基本的にシュリンプの稚エビが産まれるまでは、こんな感じです。

  • 成熟したオスとメスを同じ水槽に入れる
     メスの背中に卵が見えるようになります
  • メスが脱皮するとオスが求愛行動をする(抱卵の舞)
     オスが水槽内をせわしなく泳いでいるようにみえる、あれですね
  • 交尾が成功するとメスのお腹に卵が見える
     ダークブルーシュリンプは卵も濃い青色に見えました!
  • 抱卵期間は約3週間ほど
     噂では、満月や新月に抱卵やハッチアウトするらしい
  • 稚エビが孵化する
     気づいたら小さなエビが…。感動の瞬間です!

稚エビが生まれるときは、この水槽には熱帯魚はいませんが、他の魚と混泳している場合、食べられてしまう危険性があるので、水槽内に隠れる場所があるといいですね。
マツモやウィローモス、溶岩石と流木の間などに隠れているのがたまに見えます。(普段は隠れるのが上手く、探しても全然見つからない)

他に、餌となる微生物が豊富に存在している状態であると稚エビには良い環境ですよね。個人的には、よっぽど普通に飼育していれば大丈夫?だと思っています。
稚エビは成長するにつれて徐々に色づいていきますが、個体差があるので、ミナミヌマエビっぽい透明な色をしたのも産まれました。
が、この透明な個体は数日経った辺りから姿が見えなくなりました…。隠れているだけなら良いのですが…。
約1ヶ月ですが、少しずつ親と同じくらいの濃いブルーになってきています。

6-3 - ダークブルーシュリンプ の稚エビ
産まれて1週間ぐらいの稚エビ

終わりに

ダークブルーシュリンプを飼育してみてると、とっても可愛くて、ずっと眺めていられます。
青い色が水槽内で映えて、見ているだけで癒されます。また、繁殖も簡単なので、どんどん増やすこともできます。水草などのコケ対策にと、小型シュリンプを飼ってみたい方には、オススメの品種です。

ただ、ミナミヌマエビでもそうですが、急な水質の変化には結構ストレスがかかっていると思うので、導入時の水合わせは慎重にしたいところです。
今回は点滴法で1時間半ほど?かけて水合わせをしてから、水槽に導入しました。
あまり時間をかけ過ぎるのも賛否両論あり、良いか悪いかはわかりませんが…。

ただ、この記事を書いている時点でダークブルーシュリンプを購入してから1ヶ月ほど経過してますが、5匹とも元気なので、少なくとも悪くはないのかな、と思います。

最後に、この記事をご覧いただき、ありがとうございます。今回の記事でダークブルーシュリンプの魅力を少しでも伝えられたら嬉しいです!
これからも熱帯魚(今はエビメインですが)や水草に関する記事を更新していきますので、よろしくお願いします!

6-現在の水槽
現在の水槽はこんな感じです

関連記事

ブログトップへ スクラッチサイトはコチラ
Home-button top-button blog-button twitter-button